トランプ政権内幕本 末期の混乱“予測不能な行動”に軍幹部が対応

 アメリカのトランプ前大統領が政権の末期に予測できない行動に出るおそれを軍の幹部が抱き、対応をとっていたことが、政権の内幕を取材した新たな本で明らかになりました。

 この内幕本は、ワシントンポスト紙のボブ・ウッドワード記者らが執筆したものです。アメリカメディアによりますと、本の中では去年の大統領選挙で敗北した後、当時のトランプ大統領が政権や軍の幹部に相談しないまま、アフガニスタンのアメリカ軍を1月15日までに撤収するよう指示するメモに署名していたことが明かされました。

 こうしたことを受けて、1月の連邦議会襲撃事件の後、トランプ氏が予測できない行動に出ることを懸念したミリー統合参謀本部議長は、軍の幹部を集め、核兵器の発射命令が大統領の独断で行われないよう必ず自分を関与させることを指示したということです。また、ミリー議長はトランプ氏が中国への軍事攻撃を命じる可能性を懸念し、中国側に連絡をとって「アメリカは100%動かない。すべて大丈夫だ」などと伝えたとしています。

 ほかにも、トランプ氏が当時のペンス副大統領に選挙結果を覆すように求め、「そうしなかったらもう友達でいたくない」と圧力をかける場面があったことなど、政権末期の混乱した様子が描かれているということです。(15日18:16)

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