PCR検査による幻想

新コロウイルスが、日本だけでなく世界に蔓延していると信じている人が多いように思します。しかし、新コロウイルスとは何かという定義を説明できる人はほとんどいないでしょう。果たして、この世界のどこかに新コロウイルスの定義をはっきりと説明できる人はいるのでしょうか。
 なんとなく、PCR検査で陽性になる遺伝子を持ったウイルスが新コロウイルスという、ぼんやりとしたイメージを持っている人が多いように思います。この新コロウイルスが恐ろしい病気を蔓延させているという思い込みから、PCR検査をさらに拡大実施をおこなって、PCR検査陽性者を新コロ感染者として隔離する必要があるという考え方に至っているようです。PCR検査で陽性になるウイルスとは、どのようなウイルスでしょうか。
 現在PCR検査に用いるプライマーは、中国のグループが発表したNature論文の遺伝子配列を基にして設計されています。このプライマー部分が中国論文と類似している遺伝子が、PCR検査で反応します。中国論文によれば、全長3万塩基対弱のゲノム遺伝子を持っているので、プライマー部分は全部合わせても100塩基弱という長さは、ゲノム遺伝子全体の30分の1弱に過ぎません。既に、新コロプライマーで反応する数千の変異体が知られています。さらに、ヤギ、パパイヤなどのコロナウイルスとも反応します。おそらく多くの動植物にも新コロプライマーに反応するものがあると思われます。プライマーの設計は、ウイルスの種分類のために設計されたものではなく、PCR反応のために、便宜的に決定したのに過ぎません。このプライマーに反応するウイルスを一つのグループに分類することは、学問的には意味のないことです。しかし、とりあえずPCRに反応するウイルスを、新コログループとします。数多くの新コログループ変異体の病原性については、ほとんど不明です。新コロプライマーに反応することと、病原性の関連性に関する証拠はどこにもないわけです。理論的にも、このプライマーに反応することと、病原性の関係は説明できません。仮にこのプライマーに反応する病原性ウイルスがあったとしても、全体の新コログループの中では、ほんの一部です。どうやら、このPCR陽性となる新コロウイルスグループが、恐ろしい病気を蔓延させる病原たというイメージは、中国武漢の路上で倒れる人やクルーズ船の騒ぎによって作られた幻想のようです。全国一斉の学校休校やマスコミ報道も、そのイメージを増長させました。
 PCR検査の拡充を訴える人たちは、恐ろしい病原体の蔓延という幻想から抜け出すことが出来るのでしょうか。マスク、3密回避、ワクチン、薬という幻想の世界から、どのようにして元の世界に戻ることが出来るかについて知恵を出し合っていくことが、これからの課題です。

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