遺伝子の山の中から新コロ検出は不可能

咽頭スワッブの中には、山のような遺伝子が含まれています。特異度99%は、検出できる遺伝子の特異性です。病原体検出の特異性ではありません。そのために、遺伝子検査としてのPCRは、それほど高い特異性を出すことは出来ません。どのくらい共存する遺伝子があるかによって、病原性検出の特性は変化します。人によって、あるいは検体によって共存する遺伝子の量と種類は変化します。検出しようとする遺伝子コピー数が少ない場合には、特異性は著しく低下します。さらに、目的とする遺伝子が全く含まれていない場合にも、PCR検査に陽性となる場合が出てきます。
 このように、PCRはあくまで遺伝子検出の手段であるということの理解が必要です。病原体検出の臨床検査に使うことができる範囲は、非常に限られます。事実上変異の多いRNAウイルスでは、実用的な検査目的には使用できません。これは、PCRの原理からすると、やむ得ないということです。特異性の意味を正しくとらえることが重要です。

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