ウイルス数から伝搬力と病原性を読み解く

ウイルスは、人間をはじめとしてすべての生物と共存しています。病害性を持つウイルスは、これらのウイルスのごく一部であり、宿主の細胞内で急速に増殖するという特色があります。増殖によって細胞が破壊されて病害性を発揮します。また、増殖したウイルスが他の個体への伝播することで、感染症としての働きを持つわけです。したがって、病変部位周辺のウイルス数が、ウイルスによる病害性を直接的に証明するデータになります。そのために、病変部位周囲のウイルス数のデータが極めて重要な指標になるわけです。
 抗原検査キットには、ウイルス抗原量とPCR法によるウイルス数の相関関係が示されています。抗原量のカットオフ値とPCRによるウイルス数のカットオフ値が共に陰性という検体のデータは、293検体という検体数だけが示されていますが、ウイルス数のおよその分布を知ることが出来ます。咽頭スワブサンプルのウイルス数で10個以下が94%であり、1000個以下は97.5%になります。最高値は約80万個です。しかし、この分布は、日本におけるPCR検査からランダムに300検体を抽出したということは通常考えられません。ウイルス数が多い検体が少ないことから、300検体よりはるかに多い検体の中から、ウイルス数の多い検体について、抗原量を測定したと考えた方が自然です。ウイルス数の多い検体について、抗原量を調べないと、PCRによるウイルス数と抗原量の相関関係が出にくいと考えるからです。したがって、日本におけるPCR陽性者のウイルス数は、1000個以下がほとんどであり、その大多数が10個以下というレベルと考えられます。このウイルス数では、飛沫中に検出することは不可能であり、他へ伝播させることはあり得ませ。病害性もこのような少数のウイルス数では説明できません。このようなことから、人から人への伝播により急速に世界に広まることは起こりようがないのです。
 すなわちこのウイルスは常在性であり、人類誕生の時から既に普遍的に持っていたと考えるのが自然ではないでしょうか。このウイルスを感染させたとする動物実験においても、このウイルスが病変部位に増殖していたという証拠は見当たりません。感染に用いたウイルスと病変部位のウイルスの同一性の確認が出来ていないのです。すなわち、このウイルスの病害性を実験的に証明した人はいないということになります。
 このような状況下で、このウイルスの存在をもって、感染症であるという断言はできないのは明らかです。PCR陽性の人が見つかったという事実から、感染拡大が起こっているという言葉も不適切です。国民は、このような報道機関の姿勢について、疑問を持つ必要があるのです。

富士レビオ抗原検査キット
https://www.mhlw.go.jp/content/11124500/000642329.pdf

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