無症状の人が感染源になるというドイツ論文を再検証する

無症状の人が感染源になるという科学論文は、それほど多くはありません。これを扱った数少ない論文の一つが、ドイツのグループが発表した論文です。中国からドイツに来たビジネスマンが会議を終えて帰国後発症し、PCR検査陽性、この会議を共にしたドイツ人2名も中国からの来客帰国後に発症PCR陽性、会議に出席していないが会議に出席した人と発症前にコンタクトが会った人2名も発症後PCR陽性という事実から、無症状者が感染源になるという結論に達したようです。しかしこのイベント前でのPCR検査は実施されておらず、同様の症状を示した他の人々のPCR検査も実施されていません。また、PCR陽性者のウイルス遺伝子の異同に関しても遺伝子配列での確認がされていません。従って、遺伝子が類似しているだけの常在ウイルスが、他の気道感染症の結果PCR法で検出されたのに過ぎないというのが、これまでの気道感染症の常識から判断されることです。症状のない人から感染んするという事実を証明するデータになっていません。
 しかしながら、この論文によって、症状のない人が感染源になるという認識が広まり、健常者のマスク、ソーシャルディスタンス、接触者8割削減、自粛、学校休校、接触者履歴記録などの大きな問題に発展しました。ウイルスを単離して感染実験をすることなく、このウイルスが前代未聞の恐ろしい感染力を持つという話にすり替わっていったわけです。このような話のすり替えには十分な注意が必要です。

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