PCR検査は何を見ているのかを疑うべき

今回問題となっているPCR検査は、本来高い感度と特異性を有しています。それでは、一体何が問題なのでしょうか。
 ある地域で新しい感染症(新興感染症)が問題となったとします。この場合、第一にどのような病原体が感染症の原因になっているのかを突き止める必要があります。第二として、この病原体がどのような病変を引き起こして、どのような経過を取るのかについて明らかにする必要があります。他への伝播の危険性もここに含まれます。第三に、この病原体の検査法を検討して、適正化することにより、感染症の検査体制が出来ます。第四として、感染実態の把握のための疫学的調査です。感染経路を明らかにすることにより、感染症を予防する方策を立てることが出来ます。
 今回は、クルーズ船がやってきて、急に診断体制をつくる必要が出たために、PCR検査を中国の発表した論文に基づいて、問題の遺伝子を高感度に検出するための検査法が作られました。しかし、この遺伝子と似たウイルス等がすでに地域に存在していた可能性に関するチェックは見送られました。あくまで緊急の検査体制という意味では、やむ得なかったと思われます。しかし、当初は、感染経路の明らかな人や症状のある人に限られていた検査も、同じ検査システムのままで、無症状の人に広く行われるようになりました。その結果、このウイルスの本当の病害性、伝播性のチェックも、交差反応性の検討もされないまま、検査を続けているわけです。中国発表の遺伝子と似ているというだけで、新コロ感染者として、次々と隔離しています。病原体の検出をしているという保証はどこにもないことに注目する必要があります。ひたすらPCRの結果だけを盲目的に信じる形になっているのです。
 今必要なのは、一体何の遺伝子を検出しているのかを調べることです。中国発表の遺伝子と似ているというだけで、感染者拡大と叫び、隔離、投薬、ワクチンの開発をするのは愚かなことではないでしょうか。

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