マリス博士のPCR 優れた特性が権威に悪用された?

PCRの発明者キャリーマリス博士の遺言「PCRを感染症の診断に使ってはならない」という言葉は、何を意味するのでしょうか。PCRの優れた特性は、感度が非常に高いうえに特異性も極めて高いという、診断法としては理想に近いものであるということが出来ます。通常の使用であれば、非常に便利で有効なツールです。
 しかしながら、このような優れた特性は、その特性を生かして悪用することも可能であるという点を忘れてはいけないでしょう。超高感度であるという特性は、わずかの数しか存在しない微生物なとの遺伝子も検出できます。特異性を少し下げて使うと、より広範囲な微生物を検出するようになります。
 あくまで仮定の話ですが、病原性のない常在ウイルスをPCRで検出する方法により、新しい感染症が広がっているというトリックを演出できるのです。あとは、この常在ウイルスが、恐ろしい病原体ウイルスであると連想させる科学論文を複数用意します。それぞれの科学論文は、データをねつ造するわけではないので、多少問題はあったとしても、科学論文としては、大きな問題はありません。しかし、それらの論文は、導入部の引用において、巧妙なやり方を取り入れて、話を飛躍させます。あるいは、結論で話を飛躍させます。すなわち、データから言えることから巧みに飛躍させた結論を導くわけです。無症状者が感染源になるという話の根拠に使われた論文にはこの手口が使われました。それに基づいて、クラスター理論が作られて、8割削減理論、そして自粛がおこなわれました。このような巧妙なやり口は、権威のピラミッドとマスコミがタッグマッチを組むことにより、実現することができました。政治は、この中枢にはなく、これを利用する人もいれば、利用される人もいるということでしょうか。真理を探究する科学者は、もちろん蚊帳の外に置かれます。マスクや、ソーシャルディスタンスの必要性は、本来なら科学的根拠を示すべきですが、権威により正さをアピールする方法が採られました。ここまでは、仮説の話です。
 仮説に基づいて、実際に当てはまるのかを個別の事象について、調査をします。そして、実際にあっているかを判断するのは、各個人です。このようにして、仮説を立てることにより、原因が不明な現象を明らかにしていくことが、科学的方法です。
 何事も原因を探り当てないと、正しい対策をとることが出来ません。キャリーマリスの遺言は、私たちに何を問いかけているのでしょうか。今回の騒動の対策はどうあるべきかについて、政治家に任せておけば良いという考え方を改める必要がありそうです。

無症状者からの新型コロナ感染 ドイツ論文
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2001468

感染研削除の米国Genbank遺伝子データベース情報 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/nuccore/LC521925

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