「ワイヤレス電解剥離法によるグラフェン類の簡易作製」 工学院大学 先進工学部 応用化学科 准教授 橋本 英樹

「工学院大学 新技術説明会」(2020年12月3日開催)にて発表。https://shingi.jst.go.jp/list/kogakuin/2020_kogakuin.html

【新技術の概要】
バイポーラ電気化学、アノード酸化、インターカレーション反応を組合せて独自開発したワイヤレス電解剥離法を基盤技術として、安価なグラファイト粉末の一括大量電解処理によるグラフェン類の合成手法を提案しています。

【従来技術・競合技術との比較】
革新的次世代材料であるグラフェン類の合成方法は複雑で大量の試薬を消費するため、現在市場で手に入る高品位グラフェン類は貴金属の約10倍高価(数万円/g)です。本技術を使用すれば、安価な天然黒鉛粉末を電気化学的に処理することが可能になり、グラフェン類の合成コストを下げることができると見込まれます。

【新技術の特徴】
・対象物に直接的な通電を取る必要がない
・対象物の形状に依存せずに電解処理が可能である
・酸化剤等の危険な試薬を必要としない

【想定される用途】
・グラフェン、酸化グラフェンの大量合成
・酸化グラフェンの酸化度の制御
・層状化合物の剥離による2次元材料化

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