新コロウイルスは本当に感染症を引き起こすのか

感染症が成立する条件として、①病原体が人から人へ伝播すること、②人の体内で増殖して症状を出すことの2つを兼ね備える必要があります。ただし、人から人への伝播には、動物を介する場合もあります。この2つの現象を確認できるかどうかで、感染症であるのか、あるいはただの常在性微生物あるのかを区別することができます。
 今回のように濃厚接触者とされる複数の人からPCR検査陽性になることが、人から人への伝播を証明したことにはなりません。PCRは、遺伝子の類似性を見るだけです。同一性の証明にはなりません。また、もとからそれぞれの人が類似したウイルスを持っていた可能性があります。
 また、それぞれの人がどれくらいの量のウイルスを飛沫中に排出しているのかも重要な要素です。咽頭スワッブ中のウイルス量がおよその参考になります。これまでの例では、咽頭スワッブ中のウイルス量は極めて少なく、とても飛沫観戦を起こすようなウイルス量を持っている人はほとんどいません。
 さらに、ウイルス量の増加と症状の発現、抗体産生などの免疫応答は、因果関係にあります。ウイルスは細胞内でしか増殖しないので、ウイルスが増殖した結果、細胞に障害が出ることやウイルスを宿主の貪食細胞が貪食する結果、発熱物質が放出され、発熱という症状が出るとともに、抗体産生の機構がONになるためです。また、このウイルスが直接的に重症肺炎を引き起こすのであれば、肺炎局所にウイルスの増加がみられるはずです。しかしながら、このような事実を記載した科学論文が見当たらないのです。
 これらの事実から、今回問題となっているウイルスが、重大な感染症を引き起こすものではなく、人間と共生関係にある常在性のウイルスである可能性が高いと考えられます。もし常在ウイルスを病原体と偽って患者を作り出すと大変なことになってしまいます。マリス博士の遺言「PCRを感染症の診断に使ってはならない」は、私たちに重要な示唆をしているのです。このことに一人でも多くの人が気づく必要があるのです。

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