入院中のトランプ大統領「この先数日が本当の試練」

新型コロナウイルスに感染して入院しているアメリカのトランプ大統領は、日本時間の４日朝、動画のメッセージを投稿し、「私は元気だ」と強調しつつも、今後、数日の推移が重要になるという認識を示しました。

　「私は気分がすぐれずここに来たが、今はずっと良くなった我々は米国を再び偉大なものにしなければならないので、私は戻らなければならない」（トランプ大統領）

　トランプ氏は、日本時間午前８時頃、ツィッターに動画を投稿し、早期の回復に意欲を示す一方、「この先、数日のことはわからない。そこが、本当の試練になると思っている」と語り、今後、数日間の推移が重要だと感じていることを明らかにしました。動画は４分ほどで、トランプ氏はネクタイはつけていないもののスーツ姿で椅子に座り、「私は元気だ。皆さんに感謝したい」と強調しています。

　これに先立ち、ＡＰ通信は、メドウズ首席補佐官が「今後４８時間の対応が重要になる。完全な回復に向けた明確な過程にはまだ入っていない」と語ったと伝えていて、慎重に治療が行われているもようです。

　また、日本時間の午前１０時過ぎ、トランプ氏の主治医が声明を発表し、「大統領の調子は引き続き良い」とした上で、抗ウイルス薬「レムデシビル」の２回目の投与を行ったと明らかにしました。トランプ氏に発熱はなく、酸素の吸入も受けていないということです。

　こうした中、アメリカ国務省は、ポンペオ国務長官が４日から予定していたアジア歴訪の日程を短縮し、韓国とモンゴルへの訪問を延期すると発表しました。ただ、日本には予定通り６日までの日程で訪問するとしています。

#トランプ大統領 #新型コロナウイルス #レムデシビル

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