PCR検査が、社会を混乱させている

PCR検査が、新コロ感染症の診断に使えると考えている人が多いようです。しかし、現在のPCR検査は、遺伝子を最大限に増幅しているために、何の遺伝子を検出しているのかも分からない状況です。PCRは、あくまで遺伝子を増幅して検出する方法です。基本的に病原体の検査をするものではありません。病原性が判らない状態でPCR検査を実施すると、本来は存在しない感染症を作り上げることも可能となります。PCRを感染症の診断に使うことは、誤診につながる可能性が高いために、慎重な扱いが必要位なります。
 PCRは、高い特異性と感度を有しており、遺伝子の検出をするには、非常に有効な手段です。しかしながら、遺伝子の類似性を見ることが出来るのは、全体のごく一部であり、新コロのゲノム3万塩基対の0.3%程度の部分に過ぎません。それ以外のところは、どのような配列であっても、PCR陽性になります。PCR陽性になるウイルスを仮に新コロとすると、新コロというウイルスは、数万以上存在します。現に数千の変異体が報告されています。中国発表の論文に発表された遺伝子のごく一部が類似した遺伝子の破片が見つかったといって大騒ぎをしているわけです。それぞれの変異体で病原性も違いがある可能性があります。現時点では、病原性についてはなにも分かっていないのが現実です。
 病原性を確認する方法が、コッホの4原則です。この第一項目として、一定の病気に一定の微生物が検出されるというのがあります。ウイルス感染の場合、病変部位にその病変を起こすことが合理的に説明できるウイルス数が見つかるということになります。現在このような条件になんとか当てはまるのは、全体の1%未満であり、99%は病原性を説明できないレベルのウイルス数です。すなわち、PCR検査陽性者の99%は、本来は陰性と判断するべきなのです。ウイルス数が多い検体から採集したウイルスについて、培養と感染実験を行うことになります。動物実験においては、感染に用いたウイルスと同じウイルスが、病変部位において病変を説目出来るウイルス量が確認できる必要があります。
 現在までにこのような条件を満たした科学論文が見当たりません。新コロウイルスの病原性の確認は、科学的には出来ていないということになります。このような状況下では、PCR検査の拡大ではなく、PCR検査自体の妥当性を検討するべきなのです。

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