【白鳥の湖】コロナ禍の舞台裏…26歳“バレエ界の新星” 挑む1年延期の上演

9月上旬。国内最高峰と言われる「新国立劇場バレエ団」のダンサーたちが集まった。イギリスから演出家らを迎え、全く新しい舞台となる名作、「白鳥の湖」の本格的な練習がこの日からスタートしたのだ。
バレエ団の芸術監督をつとめるのは、吉田都さん。世界三大バレエ団のひとつ、英国ロイヤル・バレエ団で、東洋人女性として初めてプリンシパル=最高位となった世界的ダンサーだ。その吉田さんが今回、主役の1人に抜擢したのは木村優里さん、26歳。20歳のプロデビュー後、数々の舞台の主役に選ばれてきたバレエ界期待の新星だ。
今回の「白鳥の湖」は、本来は去年の秋に公演が予定されていたが、新型コロナの影響で延期に。木村さんも、練習さえ十分に出来ない日々が続くが、自宅でつま先を鍛えるトレーニングを行うなど、出来ることをひとつ、ひとつ行ってきた。そして、延期が決まってから約1年。ようやく、「白鳥の湖」の公演がようやく実現することになったのだ。
本番まで1か月。この日、木村さんが練習していたのは、主人公の白鳥と王子が出会う重要なシーン。高い演技力や表現力が必要となる場面だ。言葉を使わないバレエは、ひとつひとつ意味のある動きがセリフとなっているが、木村さんは指導スタッフから、「2人と勝手にしゃべってるみたいに見える」「会話が成り立っていない」と指摘されてしまう。「結構ショックでした」と話す木村さん。その後、稽古場のすみでパートナーの渡邊峻郁さんと納得がいくまで練習を続ける木村さんの姿があった。
上演が近づいたある日。稽古場は緊張感に包まれていた。最後の仕上げに芸術監督の吉田さんが自ら指導に入るのだ。その吉田さんが思わず立ち上がったのは、王子と出会うあのシーン。吉田さんは、今の演技は棒読みの演技になっていると指摘し、木村さんに、自然に会話をしているよう強弱をつけることをアドバイス。「本当にちょっとしたことなんですけど、それで全然伝わり方が変わるんだと思います(木村さん)」。
そして、ついに迎えた本番の日。緊急事態宣言が続いた今年、バレエ団が満員の観客を入れて公演するのは10か月ぶりのことだ。何度も練習してきた王子との出会いのシーンも木村さんは見事に演じ切り、会場は大きな拍手で包まれた。コロナに翻弄されながらも、さらに高みを目指す若きバレエダンサー。挑戦はこれからも続く。(2021年11月16日放送「news every.」より) 

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2022年10月4日コミュニティ投稿

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