木村隆二容疑者の自宅捜索『選挙制度めぐる裁判資料を押収』岸田総理演説前に爆発物（2023年4月21年）

和歌山市で岸田文雄総理の演説直前に爆発物が投げ込まれた事件で、木村隆二容疑者（２４）が“選挙制度を違憲として国を相手に起こした裁判”に関する資料を警察が自宅から押収していたことがわかりました。

　威力業務妨害の疑いで逮捕された兵庫県川西市の木村隆二容疑者は、４月１５日に和歌山市の漁港で、岸田総理の演説直前に爆発物を投げ込んだ疑いが持たれています。木村容疑者は去年６月に、年齢制限などを理由に参院選に立候補できないのは憲法に違反する、として国を提訴していたことがわかっています。

　捜査関係者によりますと、木村容疑者の自宅を捜索した際に、訴訟に関する資料を押収していたことがわかりました。

　木村容疑者は警察の取り調べに対して黙秘を続けているということですが、木村容疑者と同居していた母親も裁判を起こしていたことを把握していたとみられていて、警察は動機の解明を進めています。

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