2011年3月6日 副島先生の似非エリート否定!

小室 直樹先生は、副島 隆彦先生の師匠です。

小室 直樹(こむろ なおき 1932年9月9日 – 2010年9月4日 )

1951年に福島県立会津高等学校を卒業し、京都大学理学部に入学した。

1955年、京都大学を卒業し、大阪大学大学院経済学研究科に進学。当時、高田保馬が森嶋通夫、安井琢磨、二階堂副包ら日本のトップレベルの経済学者を大阪大学社会経済研究所に集め、阪大ゴールデン時代とまで呼ばれており、小室によれば「正当な学問」を身につけた。

高田保馬は「私が一生かかっても十分に理解できない学者が二人いる。ケインズとヴェーバーだ」と告白しており、小室は高田が2人の理論・学説研究に道筋をつけたと述べている。

1967年から、ボランティアで所属・年齢・専攻を問わない自主ゼミ(小室ゼミ)を開講。無償で教授していた。

小室ゼミ出身者には橋爪大三郎・宮台真司・副島隆彦・大澤真幸らがいる。彼らは、小室直樹を学問上の師匠として深く尊敬することになる。

1979年12月、それまで清貧な学究生活を送っていた小室は、自宅アパートで研究に没頭し栄養失調で倒れているところを門下生に発見され病院に運ばれた。
自身で入院費用が払えず、友人知人のカンパで費用を支払い、山本七平などの勧めで本を出版した。

山本 七平(やまもと しちへい 1921年12月18日 – 1991年12月10日)
山本 七平は、1970年出版 イザヤ・ベンダサン著「日本人とユダヤ人」で有名。

1980年 山本 七平の紹介で、小室 直樹は、初の一般向け著作である「ソビエト帝国の崩壊」が刊行されベストセラーになり、評論家として認知されて、テレビで活躍しました。

ロッキード事件では、田中角栄の無罪を主張した。

1983年1月26日 ロッキード事件被告田中角栄への求刑公判の日、テレビ朝日の番組「こんにちは2時」の生放送に出演した。

小室は田中角栄の無罪を主張し、田中角栄を優秀な政治家と評価していた。

1983年1月26日 テレビ番組で、小沢遼子ら反角栄側2人と小室による討論を行った。
冒頭、突然立ち上がってこぶしをふり上げ、

「田中がこんなになったのは検察が悪いからだ。有能な政治家を消しさろうとする検事をぶっ殺してやりたい。田中を起訴した検察官は全員死刑だ!」とわめき出し、田中批判を繰り広げた小沢遼子を足蹴にして退場させられた。

ところが、1983年1月27日、同局はその小室を「モーニングショー」に生出演させた。

カメラの面前で「政治家は賄賂を取っても良いし、汚職をしても良い。それで国民が豊かになればよい。政治家の道義と小市民的な道義はちがう。政治家に小市民的な道義を求めることは間違いだ。政治家は人を殺したって良い。」などと叫び、そのまま放送されてしまった。この事件以後、奇人評論家と評されることになった。

(終わり)

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