自民党総裁選挙は投開票まであと2日になりました。混戦のまま最終盤を迎え、決選投票が確実な情勢です。
(政治部・小池直子記者報告)
各陣営とも2、3位連合など、決選投票を見越した戦略に完全に軸足を移しています。
まだ態度を明らかにしていない議員が1割以上いますが、岸田氏は3割を超え、河野氏は3割弱、そして高市氏は2割の支持を固めています。野田氏は推薦人の20人から広がりを見せていません。
党員・党友票を巡っては、河野氏がおよそ5割を獲得したとみられていますが、どの候補者も過半数には届きません。
党員票で優位に立つ河野陣営は、「岸田氏で衆院選挙に勝てるのか」「2位、3位連合で世論の声を無視したらおきゅうをすえられる」と訴え牽制(けんせい)しています。
高市陣営は後ろ盾となっている安倍氏を中心に議員票の獲得に最後の追い込みを掛けています。
追い上げられている岸田氏は2位を死守して、決選投票での逆転を狙います。
岸田氏と河野氏の決選投票となった場合は、高市陣営のほとんどが岸田氏を支持するとの見方が強く岸田氏が逆転する公算が高まっています。
河野氏と高市氏の決選投票では岸田氏を支持した議員の多くが河野氏の支援に回る可能性もあり、投票箱が閉まるぎりぎりまで激しい攻防が続きます。
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