トランプ氏は再び表舞台に?民主党“前哨戦”で敗北(2021年11月3日)

https://youtube.com/watch?v=7IEUPeQHmVI

アメリカ・バージニア州知事選で、バイデン大統領が支援する候補が、共和党の候補に敗れました。

今回の選挙は、来年に控える中間選挙の前哨戦と言われていますが、その選挙戦で、見え隠れしたのは、トランプ前大統領です。

ワシントン支局・布施哲支局長に聞きます。

(Q.共和党陣営がトランプ氏を隠したのはなぜですか)

布施哲支局長:「これまでトランプ不支持だった無党派層を、共和党が取りにいこうとしたからです。足元の物価高やインフレに対する不満が、特に無党派層を中心に渦巻いています。ある子ども連れの男性は『さっきガソリンを入れたんだけど、ガソリン価格がまた上がっていた」と話していました。また、ある高級住宅街にある学校の先生は『コロナ禍の失業の問題が富裕層に及んでいる。ある失業した親は、ベンツに乗って学校給食の無料配布の列に並んでいる」、共和党に入れたという女性は『バイデン大統領は、気候変動に力を入れるのはいいけども、それよりも、目先の生活に対する手当をしてほしい』と話していました。今回のバイデン大統領に対する逆風は、こうした点に尽きます。共和党は、経済の課題を中心に無党派層・中間層に訴えて支持を取り付けたといえます」

最新の世論調査によりますと、共和党支持者の約8割が、次期大統領選でトランプ氏に出馬してほしいと答えています。

(Q.トランプ氏は再び表舞台に出てきますか)

布施哲支局長:「間違いなく、2024年の大統領選挙に出てくると思います。共和党内の期待感は高く、自身のSNSを立ち上げたばかりです。支持者に対しては、連日のように献金を呼び掛けるメールを送っています。これらを総合すると、トランプ氏が2024年の大統領選挙へ再出馬することは、ほぼ確実だと思います」

(Q.来年に中間選挙を控えています。今回の敗北はバイデン政権にとってかなり痛手ではないですか)

布施哲支局長:「バイデン政権にとって深刻な結果だといえそうです。共和党は今回、コアなトランプ支持者を固めつつも、無党派層にリーチすることに成功しました。今後、この成功が共和党の勝ちパターンとして定着した場合は、来年の中間選挙はもとより、その先の大統領選挙で躍進する可能性が出てきます。気が早い話ですが、このトレンドが続けば、来年の中間選挙で民主党が上下両院を失う可能性もあるという分析まで出てきています。仮に上院、もしくは下院を失えば、新しい法律案が通らなくなりますので、バイデン政権は新しいことを始められなくなります。バイデン大統領はこれまで“未来への投資”ということで、気候変動問題に力を入れてきましたが、これが無党派層に浸透しているとは言えません。トランプ待望論で高まる共和党に対抗するためには、今後、生活の半径1メートル以内で、有権者が改善や変化を実感できる成果を挙げられるかがポイントになると思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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